ぶらくらぶらぶろ

_・)おやすみ前の暇つぶしぶろぐ(・_

アルカナ・ブレイカーを振るうもの

その日、ボクがログインした場所はバストゥーク鉱山区であった。
「今日の指定納品はなんだろうか?」とGoblinClub情報局で調べたところ、元気の薬を約6個だという。

元気の薬を作るには乾燥マグワートをひとつ使う。
そして、乾燥マグワートを作るにはマグワートを8個使うのである。

これを納品するやつは馬鹿だな…フッ。
とボクはため息をひとつついてデジョンしたのであった。(・_

デジョンの語源は「次元=Dimension」であると言われているが定かではない。
まぁそんなことはどうでもよく、ボクはシーフに着替えてジュノへと向かった。
そしてレベルあげの希望を出した。

…1時間。

…2時間。

…3時間。

時間だけが無駄に過ぎていくが、誘われるどころか人もいないのでチョコボ掘りをすることにした。
今日の戦利品はオリハルコン鉱x2、エルム原木x2、ホワイトオーク原木x7、マホガニー原木x2、
ローズウッド原木x3、埋れ木x7、藍石x5、蜘蛛の網x1だ。

先日掘れたアダマン鉱がまだ落札されないので競売をみてみると、
あの日30000ギルだったアダマン鉱が15000ギルくらいになっている。
また明日あたりに戻ってきそうだな…フッ…とボクはひとりため息をついてテレポルテを詠唱しはじめた。

砂漠を駆けぬけ、コロロカでエスケプをし、ツェールン鉱山からバストゥーク鉱山区へと出る。
朝日がまぶしい。まるでばでこの笑顔のようだ…フッ。(・_

チョコボに餌をやり、ログアウトしようとしたところで白魔道士の保険が@1死亡回分しかないと思い出す。
この間ファイアースピット連打を食らって戦闘不能に陥ったせいだ。
_・)そうだ、せっかくだからソロENMに行ってみるか…フッ。
とボクは倉庫からアルカナブレイカ王国従士制式盾を取り出した。

アルカナブレイカとは、LV60の白が装備できる片手棍では最強クラスの物だ。
かつてソロENM用に手に入れようと競売で落札しようとしていたのだが、
いつもいつも転売屋に落札されて店売りされていた悲惨な武器だ。

ボクはこの武器を手に入れるために、何日も競売をこまめにチェックして
長い時間をかけ、やっと手に入れたのだ。

とうとうこれを手にした時、「_・)やったぜー!M(仮名)やS(仮名)を出し抜いたぜー!」とガッツポーズを取ったのは秘密だ。

そしてボクは、黄土薫る北グスタベルグへと足を踏み入れ、
山を越えた先にあるというムバルポロス旧市街へと向かって走り始めた。
やがて旧市街にたどり着き、唐突に入り口のモブとダイス勝負をする。
さあ、10000ギルだッ…!こいっ…!

ガラガラドッシャーン←ダイスを振る音

…勝負はついた。ボクの、勝ちだ。
さあ、2000ギル受け取れ。通行料だ。(・_

モブに2000ギルをトレードしたらそこはBF前であった。

_・)ボクは行くぜ…フッ…ああっ!メロンジュース忘れた!

とジュースを忘れてきたが気にしないボクだ…。
白のソロENMは敵に女神の祝福を連打されて時間切れになる以外で負ける要素はないのだ。

イメージ 1
_・)愚かなマトンよ!怒りの鉄槌を受けるがいい!
              ギャーッ!(・_
                        ショーティッ!!(・_
と敵に1度だけ女神の祝福をされたがボクは勝利した。

イメージ 2
_・)お宝が出たぜ…フッ…。

中身はヒーリングフェザー蚯蚓培養土だ。
いつもはカラッポばかりなのに今回はツイてるぜ…フッ。
とボクはヒーリングフェザーを即捨てる。
ヒーリングフェザーは地下から吹き上げる風に煽られてどこかに消えてしまった。
蚯蚓培養土は倉庫に送ったが、いつか邪魔になって捨てるだろう…。

ボクは望まれる事なく実装されてしまった蚯蚓培養土の未来に思いを馳せつつ、
しろもんの片すみで静かにログアウトをはじめるのであった…。